『大老』は彦根城下の部屋住み時代から桜田門外の変までの
井伊直弼の後半生を描いた作品で、 初演の時の井伊直弼は白鸚丈が演じられたそうだ。 開国を迫られる難しい情勢の中、 鬼とそしられながらも国政を担わなければならなかった葛藤、 愛するお静との心安らぐ時間との対比が、直弼の政道を貫く覚悟を際だたせる。 今回は中村吉右衛門丈が主演。 相方がとてもとても楽しみにしていた演目だ。 桜田門外の変の前日、下屋敷でのお静とのひとときから 雪の桜田門外のエンディングまでが感動的。 播磨屋さん、カッコよかった〜♪ その貫禄と迫力は他の役者さんが霞んじゃうぐらい。 いえいえ、他の役者さんももちろん熱演だったけど、 相方に影響されて播磨屋さん贔屓になっちゃってたので。(笑) でも、この日は大向こうさんがちょっとだったのよねー。 役者さんのセリフに何度もかぶっちゃうタイミングが悪い人や お風邪を召されてるのか、声を掛けた後せきをしたりして喉が辛そうな人など。 歌舞伎と違って、見得をきる場面がないから難しいのかなぁ。 そして客席を見渡すと、頭頂部が淋しくなった男性多し。 びっくりするくらい多い。(@_@) 失礼ながらR人会の貸切かと思うくらい。(R人会じゃなくて、鬼平クラブか?) それだけ年配の男性がいても、着物姿はひとりも見かけず。 唯一の着物男子である相方は本人曰く注目の的だった模様。 というか、珍しいものを見つけた目線だったのかも。(爆)
by sakurako_h
| 2008-10-17 01:20
| 芸術のススメ
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