インゴ・マウラーはグラフィックデザイン→照明デザインの道を歩んだ人で、その発想がとてもビジュアル的。
機能としての照明も追求しつつ、その作品は実にユーモアとアイデアに溢れていて面白い。 ←羽根をつけた電球。 このシャンデリアもかなりカワイイ。 他にも 6,7本の小さなカンパリの瓶のランプシェード。 一度壊した数十枚の皿を再構成したオブジェのようなシャンデリア。 鳥の足の上に黒いランプシェード、そのまま歩き出しそうなユーモラスなライト。 何工程も経てプリーツのように加工された紙で自在に作られる美しいフォルム。 無数の白色LEDを埋め込んだガラスの椅子と机。 こんなに発想豊かなボスの率いるスタジオで働くのは、さぞ楽しいだろうな。 ストイックなプロダクトもかっこいいけど、私的には彼の考え方や作品はかなり好き。 一見無駄と思える遊び心が、実は一番大事なことだったりするんだと思う。 インゴ・マウラー展はオペラシティ アートギャラリーで18日まで。 10月7日からはサントリーミュージアム(大阪)。 オフィシャルサイトもカワイイよ。
by sakurako_h
| 2006-09-15 23:27
| 芸術のススメ
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