先週ですが、雀右衛門襲名披露 昼の部も行ってまいりました。 何だか夜の部よりも印象が薄いのは、時姫に馴染みがないからでしょうか…(^^; 「寿曽我対面」 橋之助さんは夜の部の濡髪といい、曽我対面の工藤祐経といい 貫禄のある役が似合ってきましたね。 五郎(松緑)、十郎(勘九郎)もぴったりハマっておりました。 舞台上に居並ぶ面々を見ながら、 つい何年か前とは面子がすっかり入れ替わっちゃったなーと。。。 休憩中に横を通ったお二人の会話。 若い女性「えぇ?十郎がお兄さんじゃないんですか〜」 年配の女性「逆!逆!五郎がお兄さんで十郎が弟!!」 若い女性「私、逆だと思って見てましたぁ」 「女戻駕/俄獅子」 両方とも吉原の風情を描いた舞踊で 登場するのは芸者衆や奴や鳶頭ですから華やか♪ 魁春さんのお引きずりがカッコよかったなー 黒地で裾模様に白い波頭ががっつり入ってます。 八掛にも表裏で絵羽のように同じ波頭が… 「鎌倉三代記」 初見じゃないと思うんですけど、あまり覚えていないのはなぜ? ともあれ、菊五郎さんが休演から無事復帰されて一安心です! 一番印象深かったのは、やはり吉右衛門さん。 次が秀太郎さん、次が。。。 「団子売」 仁左衛門さんが若々しいから孝太郎さんとはちゃんと夫婦に見えますね〜 ほのぼのとした気分で終演です。 襲名披露初日が3月3日だったので、木挽町広場にはまだお雛様が飾ってありましたが、 今回は水引で作った桜が咲いておりました。東京もそろそろかしら? 終演後は日比谷図書文化館で開催中のこちらへ。 なかなか濃ゆい内容で面白かった〜 超がつくほど本好きな方か、デザイン関係の方じゃないと ついていけないかも的な本作りに関するマニアックな展示。 紙まで作っちゃう、書体まで作っちゃう、無理なアイデアもトライトライ! 製版フィルムを擦ってボコボコにして刷ってみたり、 インクに酢醤油入れてみたり、髭入れてみたり(笑) 楽しそうで楽しそうで羨まし〜 夏目漱石のホトトギス版「我輩は猫である」の 回を追うごとに読みやすく改変される文字組ルールの推移や 初版本の装丁、直筆原稿のコピーも見られますよー 漱石先生、字が読みやすくて原稿がきれいです。編集者は大助かりだったと思われる。 祖父江慎+コズフィッシュ展@日比谷図書文化館 3月23日(水)まで
by sakurako_h
| 2016-03-20 17:36
| 芸術のススメ
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