稲越功一さんと言えば、私的にはカッコイイ広告写真を撮る人という位置付けです。 昔、まだ雑誌広告が元気だった頃、流行通信に載る尖った写真は 当時クリエイティブの最先端であり、憧れでした。 その人が誰あろう播磨屋に心酔してこのような写真を撮り続けていたのです。 単なる舞台写真ではないことは、会場に入るとすぐにわかります。 モノクロームの写真は、その時の吉右衛門さんの心情を含めて 劇場の空気も熱気もまるごと切り取って封じ込めたかのようです。 ご興味のある方は、ぜひお出かけください。 JCⅡフォトサロン@半蔵門にて11月29日まで さて、吉右衛門ワールドを写真で堪能した後は、 国立劇場に移動して、本物の舞台を拝見するというW企画♪ 第二幕 由良兵庫之助新邸は初代の上演から百年ぶりに復活だそうです。 由良兵庫之助を演じるのは、もちろん二代目 中村吉右衛門です。 これは観ないといけません! 原作は福内鬼外、かの有名な平賀源内の浄瑠璃作者としてのペンネーム。 いやぁ、浄瑠璃まで書いてらっしゃるとは、才気溢れる方だったんですね〜 ストーリー的には、これってあの話のここと、この話のあそこに パラッとあっちの話のエッセンスをプラスして…みたいな感じなんですけど、 さすが吉右衛門さん!もうもう見応え十分です!! で、当然「頓兵衛住家の場」にもお出になるのかと思いきや、 二幕のみのご出演でした〜(残念) とことん、悪もんの頓兵衛も吉右衛門さんで観たかったけど、 ご無理をさせちゃダメですよね。 吉右衛門さんには末永くお元気でいていただかないと!
by sakurako_h
| 2015-11-19 01:00
| 芸術のススメ
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