例によって最終日に滑り込みました。 山口小夜子さんはモデルに留まらず、表現者として生きた方でした。 彼女以外には属するもののいない「山口小夜子」というカテゴリー。 トップブランドのショーのランウェイを歩く彼女の 強烈な個性と存在感とパフォーマンス。 資生堂の一連のポスター群は圧巻。 女優としての活動や山海塾、結城座とのコラボ。 晩年の様々な作家とのパフォーマンス。 そして、自らの身体を使った表現の他に、 舞台の意匠や衣裳デザインといったクリエーターの側面。 写真はリア王の悲劇@世田谷パブリックシアター(2004年)の衣裳デザインです。 全部で8体が展示されていましたが、どれも素晴らしかったです!(写真撮影可) その表現方法は年々広がっていたようです。 どこまで無限大な可能性を秘めていらっしゃったのか 願わくば、もっともっと見せてほしかったです。 * 晩年、「ウェアリスト(着る人)」と名乗った彼女は、「演劇もダンスも朗読も音楽も、それぞれ役を『纏い』、踊りを『着て』、言葉を『着る』、音楽を『纏う』という観点でとらえると、私の中で違和感無く表現に結びつけることができるのです。」と語っています。(会場解説より抜粋)
by sakurako_h
| 2015-07-02 13:19
| 芸術のススメ
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