八月納涼歌舞伎って、毎年ワクワクする仕掛けがあったけど、
今年は演目のラインナップがイマイチな感じでちょっと迷いました。 杮落しだから手堅いチョイスなのか、あの方がいないからなのか。。。 でもね、良かったですよ〜(疲れたけど…w) 疲れたのは空調のせいかも。天井席で観る方は羽織るものをお持ちになる事をお勧めします。 「野崎村」 福助さんで泣ける事はなかなかないんですけど、 変な意味じゃなくて、キャラ的に突き抜けた感があるから、どこかにその雰囲気が漂っちゃう。 そんなところが嫌いじゃないんですけどー(笑) 今回はちょっとウルッときました。 「嬉しかったはたった半時…」とお染久松の思いを汲んで尼になるのに、 結局、心中かいっ!と福助さんに、もとい、お光にいたく同情。 ラストで久松が駕篭で土手に、お染が舟で川を行くのは本来両花道だそうです。 両花道で観てみたいですけど、席数が大幅に減りますからねー。 歌舞伎座では無理なんでしょうね。。。 「春興鏡獅子」 勘九郎さんバージョンです。 弥生が登場して手をついてお辞儀をするところで 「中村屋っ!」とタイミングよく声がかかり、またまたウルッと(ノω・、) 襲名の時に拝見してますが、短い間にものすご〜く成長したような… いや、舞踊などわからない私が言うのもおこがましいですけど、 自分のモノにしつつある自信が溢れ出ている感じがしました。 小山三さんはますますお元気。鶴松くんがすっかり大人っぽくなっていてビックリしました。 「髪結新三」 三津五郎さんの新三は爽やかですぅ。 もうちょっとイヤらしくてもいいと思ったけど、 良い人キャラが滲み出ちゃうんでしょうねー 勘九郎さんが勝奴。部屋の隅で控えている時にも 三津五郎さんの新三をじ〜っと見る目が真剣で印象的でした。 いずれ勘九郎さんの新三が観たいですねぇ。 新三内の場が幕になった途端、終わったと思って休憩に立つ人続出(^^; 「色彩間苅豆」 幕が開いてもしばらくボソボソと話し声が絶えず、なかなか集中できずにいたら 何だかボ〜っとしてきてしまって、あまりちゃんと観ていたとは言えません。 福助さん、橋之助さん、ごめんなさいm(_ _)m そう言えば、浴衣の人は見かけなかったけど、納涼は浴衣OKってのは今でもかな?
by sakurako_h
| 2013-08-09 01:09
| 芸術のススメ
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