テマもヒマもなるだけ省いて、いかにショートカットできるかが 現代のあらゆる分野で試みられていることだと思うが、 この展示はそれとは真逆。 丁寧に丁寧にテマヒマをかけたからこそできるモノ達。 ひとつひとつ木槌で潰した打ち豆がひとつひとつ展示台に並べられている。 凍み餅が玉暖簾のように吊るされている。 箒も下駄も鋏もざるも同列に整然と並べられる展示方法も斬新。 単純にモノそのものの魅力がストレートに感じられる。 会場では東北の食文化、住文化を映像的視点からとらえた 7つのショートフィルム作品が放映されていて、これがとても良い。 ・マタタビ細工(福島県) ・笹巻(山形県) ・リンゴ箱(青森県) ・きりたんぽ(秋田県) ・会津木綿(福島県) ・油麩(宮城県) ・りんご剪定鋏(青森県) 黙々と働く職人と時折挟まれる東北の原風景。 仕事終わりに職人が見せる笑顔と手のアップ。 モノを作るってこういうことだよなぁと、改めて認識させられる映像だった。 人生初あぶら麩(笑) 油麩丼が定番の食べ方だそうな。今度やってみよ。。。
by sakurako_h
| 2012-07-06 16:19
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